インプラント治療が怖いと思うのは私だけでしょうか。 | 抜歯やインプラントしかないと宣告された歯でも「残して活かす」入れ歯治療
インプラント治療が怖いと思うのは私だけでしょうか。
太田歯科医院にはインプラント治療は受けたくないとお考えの方が多く来院されます。
その理由をお聞きすると多くは以下のような回答でした。
・知り合いがインプラント治療を受けたが結果が良くなく苦労している。
・自分で過去にインプラント治療を受けたが調子が良くない。
・テレビやインターネットで良くない情報を聞いて、怖くなった。
・手術が怖い。
このような理由の方がほとんどです。
「インプラントとドイツ式テレスコープ義歯、バネの入れ歯の治療の方法はどのように違うのでしょうか」
● インプラント治療の方法
歯のない部分の骨にドリルで穴をあけ、そこに金属のねじを埋め込む手術を行います。3か月から半年程度で骨とねじがしっかりとくっついたら、再度歯肉に穴をあける手術を行い、骨にくっついたねじに部品を取りつけて、人工の歯をかぶせます。
● ドイツ式テレスコープ義歯治療の方法
残っている歯を必要な本数削り、そこに義歯を支える金属の冠を被せます。その冠にピッタリの二重にかぶさる(コップを二つかぶせたような)冠を作り、それを義歯に取り付け、取り外しの出来る義歯を支える構造を作ります。
● バネの入れ歯の治療の方法
ほとんど歯を削ることはありません。インプラントのように手術も必要ありません。歯のない部分の近くの歯にバネをかけて義歯を支える構造です。義歯を支えるのはバネの弾力によるため、インプラントやドイツ式テレスコープ義歯に比べると、義歯はやや動く構造になります。
「インプラントとドイツ式テレスコープ義歯、バネのついた入れ歯の残っている自分の歯に対する考え方の違いはなんでしょうか」
▼インプラント
残っている自分の歯よりも、インプラントによる治療をしやすくすることを優先する考え方。
残っている歯を支える骨が少なくなりつつある場合、将来のインプラント治療を行いやすくするために、これ以上骨が溶けてしまう前に早めに抜歯してしまうという提案を、他の歯科医院で受けた方が太田歯科医院に多く来院します。
残っている歯が少ない場合、残っている歯がインプラント治療の設計上邪魔になるために、抜歯をした方が良いという考え方の歯科医師が多いように感じます。
このようにまだ痛くもない歯を抜くと言われて、できるだけ自分の歯を抜きたくないために、太田歯科医院にお問い合わせいただく方が多くおられます。
▼テレスコープ義歯
残っている歯は出来るだけ抜かずに残し、将来どうしても抜歯しなければならなくなってから抜いても一度作った義歯を修理しながら使い続けられるという考え方。
グラグラになったり、虫歯が進行して抜歯を勧められた歯でも、ドイツ式テレスコープ義歯の場合は、根だけを残してその上にふたをして、義歯の下に残しておく方法があります。
また、すでにインプラントが入っていて、自分の歯が残っている場合は、テレスコープ義歯治療の場合はインプラントと自分の歯を連結して使用することが可能です。従ってインプラント治療では抜歯すると言われた歯をテレスコープ義歯治療では抜かずに残せる可能性があります。
▼バネのついた入れ歯
残っている歯のうち一定以上グラグラの歯は抜歯して、そこに入れ歯を入れるという考え方です。残っている歯がぐらついてきている場合、積極的に削って隣同士つなげてかぶせて歯を守り残す考え方と、歯を削らずにグラグラがひどくなったら抜歯して入れ歯を修理または新しく作り直すという考え方があります。
「インプラント治療では将来どのような危険性がありますか」
①インプラントは天然歯以上に周囲の歯肉や骨の炎症が起こりやすいと言われています。
これはインプラント周囲の歯肉はインプラントとくっつくことは出来ないので、食べかすなどの汚れが歯肉の中で骨まで届いてしまうからです。通常体の中で骨が直接外部と接している部分はありませんので、十分な清掃が必要です。特に高齢者で、うまく口腔清掃が出来なくなった場合に炎症を防ぐのが難しくなります。
②強い噛む力によって、インプラントが折れたり、周囲の骨が溶けることがあります。
歯肉や骨の炎症が強くなって腫れがひどい場合や、インプラントにヒビが入ったり折れてしまった場合は、インプラントを取り除かなければならなくなることがあります。この場合、インプラントは骨と完全にくっついているために、周囲の骨を削る手術を行って取り除かなければなりません。しかし、高齢者や心臓病、高血圧、糖尿病、認知症などの病気にかかっていた場合は、なかなか手術が出来ない場合があります。
また、高齢者で全身疾患がありどうしてもインプラントを取り除く手術を行う場合は、全身管理の出来る施設に搬送して行わなければならず、一般の歯科医院でどこでも対応できるわけではありません。
③将来インプラント本体につないである土台の部品が破損した場合に交換部品が製造中止で手に入らず、修理が出来ないことがあります。
当院の入れ歯治療について
無料ご相談・お問い合わせ
- 03-3943-8109
- 受付時間/9:30~17:30
※診療は予約制です
診療時間
- 月・火・金
- 9:30-12:00
- 14:30-17:30
- 水
- 9:30-12:00
- 土曜
- 9:30-12:00
- 14:30-16:30
- 休診
- 木曜、水曜午後、日曜、祝日